自動車関連のマニュアル制作を行う株式会社シエロ様。東京人事労務ファクトリーとは12年間のお付き合いをしていただいています。最近では、コスト競争力を高めるために、ベトナムにも発注をしています。今後のグローバル展開と東京人事労務ファクトリーへの評価をお聞きしました。
― 最初に会社の紹介をお願いします。
株式会社シエロは日本や世界の自動車や建設機械を始め多くの運用・整備などに関するマニュアルを制作している会社です。昨今では、自動車整備士向けの学習教材やeラーニングなどの教育コンテンツも制作しています。
現在、社員数は35名で、ベトナムの発注先企業で20名が仕事をしています。
(シエロ様ホームページより)
― 現在、東京人事労務ファクトリーにどんな仕事を依頼していますか?
顧問契約で社会保険、労働保険などの手続き全般と相談をお願いしています。今年で12年のお付き合いになります。
― 東京人事労務ファクトリーを知ったきっかけを教えていただけますか?
社会保険加入の手続きをしてくれる社労士さんを探して、ホームページを拝見しました。大先生という方よりは、若い人がいいなと思って調べていました。丁寧に情報が掲載されていて、山本先生のお顔があったので、こちらから連絡をしました。最初の面談は、夜の遅い時間に事務所に伺ったのですが、丁寧にご対応いただき、契約に至りました。
― 当時、課題だと思っていたことを教えていただけますか?
設立当初は、マニュアル制作のスタッフを契約社員として採用していました。その後、仕事が増えるに従って、安定した制作体制を整えるために、正社員化を促進しました。正社員になっていただくにあたり、社会保険に加入することはスタッフの安心につながると思います。現在でも、転職希望の方は必ず質問をしてくる内容です。これからもいいスタッフを迎えることができるように、先に会社の制度を整えようと考えています。
― 御社のように受注産業だとクライアント先の影響で職場環境の整備も難しくなりませんか?
そうした傾向はあると思います。スタッフも社内で仕事をする場合と、クライアント先で仕事をする場合があります。クライアント先で仕事をする場合、派遣と業務委託の違いもあります。こうした知識がない場合、偽装請負という判断になればクライアント先にも迷惑がかかります。法律を遵守し、クライアント先のニーズを満たすために、人材派遣の登録免許も取得しています。社内整備にあたり、東京人事労務ファクトリーからアドバイスをいただいています。
― お話しにくい点かもしれませんが、これまでに労働問題が発生したことはありますか?
これまではありません。正社員を迎えるに当たって、最初に会社の制度を整えました。また、労働基準監督署の査察が入っても、問題が発生しないようにアドバイスをもらっています。入社に当たっては、就業規則、労働条件など、誤解がないように説明をして契約書に捺印をしてもらうようにしていますので問題は発生したことはありません。
― スタッフの方々のモチベーション管理でなさっていることはありますか?
私個人は、引っ張るタイプのリーダーではないので、スタッフを鼓舞してモチベーションを上げるのは得意ではありません。代わりに、できるだけスタッフの話を聞くようにしています。面談で話すのが難しい場合は、匿名で意見を投稿できるシステムを運用していますので、そこに書き込んでもらっています。そこで出た意見に目を通し、働きやすい職場環境の整備に活かしています。就業規則も大切ですが、コミュニケーションも大切だと思います。
「就業規則とコミュニケーションが大切」
― 昨今、残業問題などが話題になりますが、経営者としてどう捉えていますか?
まずは法律に従った経営を行うことが大切だと思います。そのためには、法律に精通したアドバイザーが必要です。企業が成長するためには、人が大切です。働きやすい環境を作ることも経営です。また、資金をどう投資していくのかも経営者の考える点です。万が一、残業代に未払いなどが発生して、遡って支払いをすることになると、投資計画を変更しなければなりません。こうしたリスクを事前に回避しておくことで、安定した経営を行うことができると思っています。
― 小林様から見た東京人事労務ファクトリーの強みをお願いします。
1:誠実であること
12年間一貫して、誠実にお付き合いをしていただいています。安心して、会社のことを相談することができます。
2:スピード
問い合わせに対してレスポンスが早く、明確な回答をいただいています。電話でもメールでも、翌日になることはありませんね。
3:専門知識
様々な業種の顧問先を持っているため、労働問題に関する専門知識が豊富だと思います。問い合わせには明快な回答をいただいています。
― これから東京人事労務ファクトリーに期待することをお聞かせください。
今後、当社では、海外での制作割合が高まると思います。海外法人の設立も視野に入れています。そのためには、現地の人材の仕事観や法律などの知識が必要です。外国人や海外展開をするに当たってのサポートをお願いしたいと思います。
― 社労士さんの採用をお考えの方にアドバイスをお願いします。
労働問題は自分だけで解決しようと思わないことが大切です。スタッフを一人でも採用しようと考えたら、最初にやるのが社労士さんと契約することだと思います。社労士さんの選び方は、納得できるまでお話をすることです。いい社労士さんは、笑顔で経営者の話を聞いてくれると思います。
【株式会社シエロ様 HP】 http://cielo.to/